株式会社イトウは、学生服・企業ユニホーム・介護用品の専門店です。

 株式会社イトウの会社概要です。
 
 
よりお客様に近づくために商店街から郊外へ。
株式会社イトウは、愛知県小牧市の本社をはじめ、県下に直営店12店を構える制服専門店です。3つの路面店のほか、大手スーパーなど量販店内のインショップとしても9店舗を展開。
古くからの地域住民に加え、転入者も含むニューファミリー層まで幅広い顧客を持ち、地域で抜群の知名度を誇っています。
路面店の小牧本店は、幹線道路沿いに店舗が建っており、ピラミッドのような三角屋根が目を引くユニークな建物です。移転してきたのは約20年前ですが、以前は、商店街に面した昔ながらの店でした。
なじみの場所からの移転を決めた最大の理由は、お客様にとってより便利な店にしたいという思いでした。
以前の店では、ほとんどのお客様が自転車やバスで来店されていました。しかし、これからは車でもっと気軽に立ち寄れる店にした方がいいと思い、郊外に出たのです。
商店街から郊外ヘー。新しい場所では、なによりも店の存在をアピールすることが重要です。新店舗の新築にあたって、「使いやすさよりも目立つこと」を重視し、斬新な現代建築で知られる建築家・吉柳満氏に設計を依頼しました。存在感のある建物は道路を走る辛からでも認知しやすく、今ではすっかり地域のランドマークとして親しまれています。
店づくりの理想は「きれいな店」より「かっきある店」。
必要な商品を迷わず選べるよう、機能的に配置されています。また、各コーナーは、店内をぐるっと回遊できる広い通路で結ばれているので、歩き回りたくなる気持ちを誘います。
改装に改装を重ねて、だんだん使いやすいレイアウトになり、開店当時に比べると雑然とした雰囲気になりましたが、『きれいな店』と『活気のある店』は違います。ただきれいなだけではダメなのです。スタッフにとっても客にとっても動きやすいレイアウトのため、動線にあたる部分の床はすり減りが激しく、ほぼ5年おきに張り替えます。
それだけ多くのお客様に来ていただいているという証拠ですから、こんなにありがたいことはありません。
たとえ量販店の中でも、専門店のサービスを添えて売る。

ある量販店内のインショップです。入学シーズンを間近に控えた3月、同店の入っている服飾フロアではフォーマルウエアや新入学準備品などのフェアを開催。早くから春らんまんの雰囲気です。
インショップで、社長の伊藤が最も大切にしていることが「必ず専門店のノウハウを添えて売る」ことです。
直営する9店舗には、制服に通じた専門スタッフが常駐し、本店と同レベルの接客サービスを提供しています。
とはいえ、量販店のお客様はセルフ購入に慣れているため、過剰な接客を嫌う人も少なくありません。そこで、たとえ説明がなくてもお客様が商品をきちんと選べるように、路面店以上にPOP類を充実させています。売場面積が狭いので、より見やすい陳列の工夫も必要です。基本は、お客様が商品を自由に手にとって選べるオープン陳列。見本品やサイズサンプルなどを含めハンガーをかけるバーを少し低めにしているのは、子どもたちへの配慮です。もちろん、制服の箱を売場に山積みにしたり、ブラウスやシャツを袋入りのままディスプレイするのは禁物です。
商品を袋に入れず、お客様にじかに触れていただける状態にしておくためには、毎日ホコリを払わなければなりません。しかし、それは今や小売店の常識ですよね。店づくりで一番大切なことは、学生服業界の常識や店の都合ではなく、消費者や一般の常識で考えることだと思います。

専門店ならではのサービスを武器に、「なりわい」から「企業」へ。
同社が量販店の中に店舗展開を始めたのは約10年前のこと。そのころ本店では、入学シーズン前になると早朝から開店を待つ人が行列を作ることが珍しくありませんでした。ピーク時には先着順に番号札を配り、1〜2時間待ちをお願いすることも。やがて、顧客に不便をかけている、そんな状態に疑問を持つようになりました。
最初は行列ができることが自慢だったこともありましたが、よく考えるとおかしい。せっかく来てくださったお客様を1〜2時間も待たせて平気な小売店なんて他にあるでしょうか。もっと顧客に近く、もっと便利な場所に店を出したい。
そう考えて目をつけたのが、郊外の住宅地を中心に出店が増えつつあった量販店です。駐車場が完備されており、関連商品の買い回りもでき、日々の買い物のついでに立ち寄りやすい・・・。利便性の高い量販店をライバル視せず、逆にそのメリットを利用することで、自店のチャネルを広げようとしたのです。制服販売は家族経営のお店が多く、『なりわい=家業』というイメージがありますが、それを『企業』にしたいと思い、そのためには、専門店の強みであるサービスの質を維持したまま、より多くの顧客に接する方法を考えなければいけません。
その答えの一つが、量販店の積極的な活用だったのです。
業界の常識を疑い、「いいものを適正価格で」売る。

学生服店の旧来のイメージに縛られず、お客様のためになることをする。そんな持論を持つ社長の伊藤は、自らを「学生服業界の異端」と呼びます。「学生服店だからといって、学生服店らしくする必要はありません。もっと面白いことをやればいいんです」そんな社長が、社員に口を酸っぱくしていうのが「『学生服だから』という考え方はやめろ」ということです。
学生服だから春になれば売れる、学生服だから黙っていてもお客様が来る・・・。
そんな考え方でいる限り、少子化で市場規模が縮小していく業界で生き残っていくことはできません。
一般のアパレルでは、春はこんな商品を売ろう、そのために何をしよう、と戦略を立てるのが常識です。しかし、学生服業界ではまだまだそれが常識になっていないと感じます。戦略の基本は、商品そのものの付加価値を高め、その価値をきちんと伝えていくことです。不必要な値引きをせず、素材やサイズを徹底して見直して品質の向上に取り組んだ結果、現在、売上・シェアともに従来以上の実続を残しています。
いくら安くしても、学生服を1人で2着買う人はいません。これからは、見せかけだけの値引きをするのではなく、『いいものを適正価格で』売ることこそが大切です。そして、買う楽しみ、着る楽しみを提供し、学校の規則の中で、精一杯おしゃれをさせてあげたい。着る人に、そんな価値や満足を提供できることこそが株式会社イトウの喜びなのです。

株式会社イトウ 愛知県小牧市小牧一丁目233番地 TEL 0568-76-0101 FAX 0568-73-7660